レビュー:セルジュルタンス アンブルスュルタン
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記憶を蘇らせ、また知らない世界を想像させてくれる香りの力は、目に見えないからこそ、とても強く感じる82年おとこです。
その香りの世界に引き込まれるきっかけとなったのが、セルジュ・ルタンスの香水です。
中でもアンブルスュルタンは、アンバーをベースにした静寂を感じさせてくれる香りで気に入っています。
そして、香り以外にセルジュ・ルタンスの魅力と言えば、その詩的な表現があげられます。
”はるか昔、モロッコはマラケシュの旧市街。
ざわめきのなか出会ったひとかけのアンバー。
その心地よい香りの記憶は鮮明なまま、時を経て一瓶の香水となった。
その贅沢さ、純粋さ、類まれな魅力。抗うことのできない、アンバーの王。”
自分が訪れたことがない場所や時間でも、香りととも想像させてくれる不思議な力の虜になっています。
目に見えないからこそ難しくも、楽しみが尽きない香りの世界、ボクはしばらく抜け出せそうにありません。